2009年12月16日

感染症

感染症(かんせんしょう)とは、寄生虫、細菌、真菌、ウイルス、異常プリオン等の病原体の感染によって、より高等な動植物に生じる病気の総称である。ただし、感染しても症状を呈さないものもあり、それを不顕性感染と呼ばれるが、後に症状が出るものもあり一連の流れとして感染症と称する。

感染症の歴史は生物の発生と共にあり、有史以前から近代までヒトの病気の大部分を占めてきた。医学の歴史は感染症の歴史に始まったと言っても過言ではない。1929年に初の抗生物質であるペニシリンが発明されるまで根本的な治療法はなく、伝染病は大きな災害と捉えられてきた。

その後の微生物学・免疫学・薬理学・内科学・外科学・公衆衛生学の進歩を背景として感染症の診断・治療・予防を扱う感染症学が発展しつつある今日でも、世界全体に目を向けると感染症は未だに死因の約1/4を占める。特にマラリア・結核・AIDS・腸管感染症は発展途上国で大きな問題であり、感染症学のみならず保健学・開発学など集学的な対策が緊急の課題である。

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先進国においては新興感染症・再興感染症に加えて、多剤耐性菌の蔓延やバイオテロの脅威が公衆衛生上の大きな課題として注目を集める一方、高度医療の発達に伴って手術後の患者や免疫抑制状態の患者における日和見感染が増加するなど、日常的にもまだまだ解決に向かっているとは言えない。
微生物学的には生体に微生物が侵入・定着した状態をいう。臨床医学的には微生物が侵入して定着し発症するまでの一連の過程をいう。ここで示される「感染症」の「感染」は後者の意味合いが強い。

日本では、感染症に対応するための法律として、従来の「伝染病予防法」、「性病予防法」および「エイズ予防法」が廃止・統合され、1999年4月1日から「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(感染症法)が施行されている。

2009年12月01日

吸い方・楽しみ方

本来、葉巻は嗜好品である以上、各々が好きなスタイルで楽しめば良い。そもそもルールや決まりごとは存在しないが、一般的な吸い方やノウハウは以下の通りである。
葉巻の片方の端のキャップをカッターや鋏などで三分の一ほど切り落とし吸い口を作る。
ガスライターか葉巻専用マッチ、シダ片(シガーケースの内張りに用いる木片)などで火をつける。オイルライターや市販のマッチはオイルや硫黄の臭いが強いため用いない。
炎を葉巻に直接当てない。ラッパーを黒く焦がさないように注意する。
紙巻タバコのように吸い口から吸引せずに火だけで着火する。
吸引する際、煙を肺まで入れずに普段の呼吸と同じ程度のスピードでゆっくりと「吹かす」。
灰はラジエターの役割をするため可能な限り落とさない。
プレミアムシガーは吸引しないと火が自然に消えるので、中断する際は揉み消さずに灰皿に置く。
一度消えた葉巻に着火した場合一旦吹き出して中の煙を追い出す。灰をしっかりと落としてから再着火すると火が点きやすい。
葉巻愛好家は主にその香りや複雑な味を楽しむために喫煙をする人が多く、葉巻の銘柄によっても様々な味の違いが存在する。同じブランドの同じ葉巻においても喫煙時の精神状態や喫煙方法の差や葉巻の個体差により全く同一の味になることはほぼ無く、味が毎回異なることも愛好家が好む要素の一つとなっている。

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バラ・ローズのため息
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また、酒と合わせて楽しむ場合もあり、スコッチやバーボンなどのウィスキー類、コニャック、アルマニャック、カルヴァドスなどのブランデー類、ラム、などの蒸留酒との組み合わせは比較的好まれる。しかし、日本酒やワイン(ポートワインやシェリー等の酒精強化ワインは除く)、ビールなどの醸造酒と合わせることは少ない。
葉巻は独特のにおいを紫煙とともに発することから、紙巻タバコの喫煙者でも葉巻のにおいを忌避する人もいるために喫煙時は配慮が必要である。煙草の喫煙が許されている飲食店などでも葉巻やパイプを吸う際は店員などに許可をとるのが望ましい。このため、葉巻を楽しむための飲食店(シガーバー)なども存在する。

2009年11月27日

山火事

山火事(やまかじ)とは、広範囲にわたり発生する森林火災のこと。山林火災ともいう。
山火事の原因は主に2つに分かれる。1つが自然発火で、雷や火山の噴火などが原因となり発生する。もう1つは人間によるもので、たき火やタバコの不始末、放火や焼畑農業などが主因。

人の散水による消火は、持ち運べる水量が限られており極小規模な火災や火勢の弱い場合を除き行われない。地上からの消火作業は、土砂を掛けることによる窒息消火が行われる。特に日本の山林火災では急傾斜地が多い為、航空機やヘリコプターによる散水が行われるが、樹木を帯状に伐採し形成する防火帯による自然鎮火を待つ場合も多い。水源が延焼域に近い場合は消防車による消火も行われる。
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山火事は太古の昔から起こっていた現象で、生長しすぎた森林が焼け落ちることで新しい樹木の誕生を促していたと推測されている。しかし人類が火を使用し始めてから、人為的要因によって発生する山火事が増加し、被害を発生させるようになった。人間への被害としては、短期的には延焼により住居や財産、生命を失うこと、煙による健康被害。長期的には、森林の公益的機能や生物多様性が失われることにより、水源涵養機能の喪失や土砂流出による洪水被害の拡大、生態系のバランスが崩れ、特定の動物の大量発生が起こりやすくなることなど。

また、極度の乾燥や強風により火災の範囲が拡大することがある。強風の時には火災旋風が発生し、急速なスピードで移動してまれに住宅地を襲うこともある

2009年11月13日

市田柿

市田柿(いちたがき)は、長野県南部で栽培される柿の品種、およびその果実から作られる干し柿。14世紀頃に現在の長野県下伊那郡高森町の下市田で盛んに栽培されていた事が語源。

かつては焼き柿として食され、1950年頃から優良系統を選んで干し柿として商品化が進められた。現在では飯田、下伊那など飯伊地域を中心に栽培され、2001年の栽培面積は495ヘクタール、生産者数は約5000戸である。

市田柿は頂部優勢が強く直立した形状になりやすい。樹高が高いと作業効率や安全性に支障が生じるため、栽培においては定植10年ほどで心抜きを行ない、主枝の発生位置を低くして樹高を3.5メートル以下程度に保つことが多い。 次郎柿などの甘柿とは違い、生で食すると口の中に収められないほどのタンニンが感じられる渋柿。
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果実は10月下旬から11月上旬にかけて熟し、一個あたりの重量は100グラムと小ぶりである。

収穫した果実は0?2℃、湿度90%程度に保たれた予冷庫に保管、もしくはすぐに加工に回される。
まず機械によって皮をむく(1980年代までは手回しの機械を用いて大根などに使う皮むきで向いていた)。
1.5mほどの紐に20コほど吊るされる。

2009年11月01日

脂肪

脂肪(しぼう、Fat)とは脂(あぶら)ともいい、動植物に含まれる栄養素の一つ。化学では常温で固体の油脂をいう。常温で液体の油脂は油 である。栄養学では脂肪は固体と液体の両方を含む油脂のことを指す。

動物の体内に主に含まれている脂肪を動物性脂肪という。動物性脂肪は飽和脂肪酸を多く含むので融点が高い。脂肪は哺乳類の動物の栄養として、重要である。食物から摂取したり、体内で炭水化物から合成された脂肪は肝臓や脂肪組織に貯蔵される。脂肪からエネルギーを得るときには、グリセリンと脂肪酸に加水分解してから、脂肪酸をさらにアセチル補酵素に分解する。
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植物に含まれている脂肪を植物性脂肪という。植物性脂肪は不飽和脂肪酸を多く含むので融点が低い。このため、菜種油のように常温で液体なものが多い。ただ、ココナッツ油やカカオバターのように飽和脂肪酸を大量に含む油もある。

純粋な脂肪は無味無臭無色であるが、天然のものは不純物が溶けているために色が付いている。

脂肪と水酸化カリウムや水酸化ナトリウムとを反応させると加水分解により高級脂肪酸塩(石鹸)が得られる。この反応をケン化(鹸化)という。

脂肪族化合物とは、有機化合物のうち炭素原子の環状配列をもたないものをいう。脂肪中に含まれるので名づけられた。鎖式化合物ともいう。

2009年10月22日

軟水器

軟水器(なんすいき)とは、水の中に含まれるカルシウムイオンやマグネシウムイオンなどの陽イオンを、イオン交換樹脂の働きでナトリウムイオンに置き換える働きを持つ装置、または器具のことである。

同じくイオン交換樹脂を使って水中のイオンを全て取り除こうとする(言い換えれば水中の陽イオンを水素イオンに、陰イオンを水酸化物イオンに置き換える)純水器(じゅんすいき)と区別する意味で用いられる。また最近では、意味が拡大解釈されて単に水道水や硬水から軟水を造り出す装置、または器具の意味で用いられることもある。
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軟水器は陽イオン交換樹脂(業界では「カチオン樹脂」と呼ばれることが多い)のみで構成され、その働きで通過する水の中のカルシウムイオンやマグネシウムイオンなどを自身が持つナトリウムイオンに置き換える。

置き換えが終わるとその働きは失われるが、ここに食塩水(塩化ナトリウム)を流してこれらを元のナトリウムイオンに置換し直すことで、繰り返し使うことができる。この作業を再生(さいせい)と呼ぶ。

再生の際には濃厚な塩化カルシウムや塩化マグネシウムなどを含んだ水が排出されるが、これらは元の食塩も含めて海水の主成分であるので、直接飲んだりしない限り人体への影響はまず無く、また下水道や河川、海域などに放流しても環境に与える負荷は殆ど無い。

2009年06月21日

行政不服審査法による審査請求

条文に記されていない業務であり、法解釈上の業務、及び私人の地位において受任する業務。行政書士法の規定の適用は無く、民法その他の規定が適用される。

行政不服審査法による審査請求
代理人の要件に弁護士・行政書士など資格制限は無い。但し、弁護士法72条の制約を受けうる(日行連先例)ため、行政書士が審査請求書類の作成を業(独占業務)として扱う場合には、依頼人の口授に基づいて作成を行うようにし、依頼の趣旨を逸脱しないよう特に留意する必要がある(日行連先例/事件性のある法律事務に関して)。*成年後見人 - 最近は、法定後見人、任意後見人となる行政書士も増えている。

業務の制限
「官公署」や「権利義務関係文書」は抽象的な概念であることから、官公署提出書類及び権利義務関係文書は形式的には広範なものになる。しかし行政書士法第1条の2第2項の行政書士業務制限規定があることから、他の法律(弁護士法、司法書士法等)においてその業務を行うことが制限されている事項については業務を行うことができない。結果として、行政書士が業として作成できる官公署提出書類及び権利義務関係文書の範囲は一定範囲に限定される。債務整理・交通事故・離婚等の法律事件や、会社設立や不動産についての相続等の登記関連業務、派遣労働者の許認可申請、ほぼ全ての税務申告等を行うことは法律違反となる。にもかかわらず、紛らわしい表現・宣伝(特にインターネット上において)をする行政書士会員が多数存在し、これを認識した日本行政書士会連合会は「会員ホームページ作成に際しての留意事項」として、「法令違反となる表現、または他士業法に抵触する恐れや誤解を招く表現などは避ける」との情報を会員に対して出すなど、その信頼向上に努めている。

業務の競合
ボディビルディング
芸術
原子力工学
グラフィックデザイン
楽譜
インダストリアルデザイン
太陽系
マラソン
風水
北海道
肥満
インディアカ
核医学
ゴルフ
性行為感染症
ポリマー
デング熱
電子工学
色素性乾皮症
農業工学

弁護士法72条の解釈と弁護士との職域関係
司法制度改革以前から「弁護士がやらない業務を行政書士や司法書士がやる」として、司法書士や行政書士が紛争性のある法律事務を取り扱うケースが一般的にあった。この点、弁護士法72条の解釈と行政書士法に基づく行政書士業務との関係で問題が指摘されているところである。

弁護士法72条の解釈については、弁護士法72条が禁止している弁護士業務を?「事件性のある法律事務」と解する事件性必要説と、?「事件性のない法律事務」と解する事件性不要説がある。

(非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)  第七十二条 弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、異議申立て、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。

事件必要説(通説・行政実務・立法関与者福原忠男など)
弁護士法が禁止しているのは、紛争性のある法律事務である。弁護士でない者が紛争性のない法律事務を扱っても、弁護士法に違反しない。
(理由)
弁護士法72条は、明文で「法律事件に関して」と定めており、弁護士の職務を定める第3条の「法律事務に関して」という文言と明らかに区別している。これを無視することは罪刑法定主義に反する。
およそ現実社会では、権利と義務の対立・調整という法律的な事務は普遍的に存在するのであり、紛争性のない法律事務までをも弁護士の独占業務と解するのは、商取引における契約交渉なども弁護士の独占業務と考えることになり現実的でない。
すべての法律事務が弁護士の独占業務だとすると、同法違反による処罰範囲が広くなりすぎる。
不要説の立場に立つと、一定の法律事務に携わることを認められている隣接法律職との関係の説明が困難。
弁護士法制定時の立法者意図には、紛争性のある法律事務が念頭におかれていた。
(批判)
事件性(=紛争性)の定義があいまいで、むしろ必要説のほうが罪刑法定主義の精神に反する。
(展開)
必要説からは、事件性の程度(=紛争の成熟性)が論点となるが、これは単に権利が対立するだけでは足らず、訴訟など弁護士法72条に列挙される事項と同程度に紛争が成熟している必要があるとする。
当初紛争性を帯びていなかった事案でも、事務処理の過程において紛争性を帯びることがあるため、その予見性が問題とされる。この点については、弁護士法が過失犯を処罰する規定を設けていないことからも、紛争性は潜在的なもの(抽象的な予見可能性)では足りず、具体的な蓋然性が必要とする。
ex.事故責任を自認する(=紛争未成熟)加害者と、非弁護士である被害者の代理人が過失割合の認定や、賠償額の交渉を行う(=いまだ紛争性は具体化せず、潜在しているにとどまる)事例。
(※加害者が事故責任を否認した場合→ 紛争性成熟/賠償交渉において加害者が途中賠償交渉を拒絶し、訴訟や調停等で争う意思を表示した場合→ 紛争が具体的に蓋然化)

2009年06月04日

印象主義、原始主義の音楽とロシア・バレエ団

フランスではサン=サーンス、フォーレ、ショーソンといった19世紀後半より活躍した作曲家たちが、ワーグナーの影響を受けながらもフランス独特の音楽様式を確立していた。その様式のエスプリ(精神)は保ちながらも、音楽的には機能和声の放棄というまったく新しい語法を開拓したのがドビュッシーであり、ラヴェルと共に美術の印象派(印象主義)になぞらえて「印象主義の音楽」と呼ばれた。実際は、ラヴェルの方が印象主義を先取りしたと言われている(どちらが先かという問題に対しては、関係項目を参照)。彼らは感覚的ではあるが高次倍音を取り込んだ新たな和声や、聴き手に視覚的な印象を想起させる色彩的で遠近法的な管弦楽法を生み出した。またドビュッシーによってはじめて多用された全音音階は、調性感覚を薄める音楽語法の一つとして注目され、以後多くの作曲家が追随した(全音音階は部分的な使用についてはグリンカなどにも先例があるが、繰り返し使用して一般に認知されたのはドビュッシーからである)。

フランス六人組と呼ばれる作曲家およびその周辺の同世代の作曲家(イベールやルーセルなど)は、年長のサティを旗印とし(ただし後に一部は絶交)、美術家のピカソや詩人コクトーらとも関わりながら新古典主義の音楽活動を展開した。
離婚 アレルギー サプリ 外国語 ショップ 通信教育 旅行 サプリ 特産物 やせる 資産運用 暮らし エージェント 探偵 マッサージ 園芸 審美歯科 教材 生涯学習 九州沖縄 英会話 スポット 矯正 雇用 エステ 旅行代理店 警備 審美歯科 レストラン リフレ 飲料水 音楽 審美歯科 健康食品 教材 ホテル 資格 水族館 美容室 フランチャイズ 旅行代理店 弁護士 介護 審美歯科 菜園 リフレ 乗物 専門学校 交通地図 セミナー 遊園地

フランス楽派と呼ばれる演奏流儀が、パリ音楽院の器楽科を中心として20世紀初頭ごろより勃興した。特に木管楽器は楽器の改良と共に奏者の技術も目覚しく発展し、それに伴い多くのフランスの作曲家が、日々進歩する楽器の性能を駆使しつつ多くの新しい曲を生み出した。木管楽器奏者のソロや室内楽のレパートリーには、現在もなおこの時代のフランスの音楽が多い。

またオルガン音楽もこの頃特に盛んであった。オルガンは主に教会のミサで演奏されることが多く(フランスはカトリック国であり、ほとんどの教会はカトリックのしきたりに沿ってミサを行う)、司祭をはじめ会場の動きや時間配分に合わせて即興演奏を行う必要がある。よってオルガンには即興演奏が付きものなのだが、19世紀のフランク以来の流儀を引き継いで、フランスのオルガン音楽は即興のみならず目覚しい発展を遂げた。またもちろん、優れた即興を書き留めてそれを元に作品を練り上げることもあった。この分野ではデュプレをはじめ、後述のトゥルヌミールやジャン・アラン、さらにヴィドール、デュリュフレなどが挙げられる。メシアンもオルガニストとして活躍し、生涯の広範囲にわたって多くの優れたオルガン音楽を作曲している。

2009年04月30日

アラウカニア制圧作戦

フランス人弁護士兼冒険家のオルリ・アントワーヌ・ド・トゥナンが「アラウカニアの王」と称し、マプチェ族の土地を中心に独立国家アラウカニア・パタゴニア王国建国を宣言したが、他国からの承認を得られるはずもなく、かえってチリ側に非合法国家の打倒という口実を与えてしまった。チリ政府はマプチェ族の土地を圧迫し、1880年代半ばから後半にかけてこれを占拠した。これは「アラウカニア制圧作戦」と呼ばれる。この征服の背景には、元々チリにとってマプチェの土地は自国のものだという1800年代後半の思想が根底にあり、さらにチリ人の人口増加がもたらす経済活動がマプチェとの境界線を圧迫し始めた点がある。さらに、当時ボリビア・ペルー連合に対する南米の太平洋戦争の渦中にあったチリは、戦勝のために大規模な常設陸軍の整備やライフル銃を始めとした近代兵器の自国内製造を実現していた。太平洋戦争終結とともにこれらの兵力はマプチェとの戦闘に投入された。さらに通信網の整備などもあり、マプチェ族は地理的に南北双方から、さらなる軍事力によって押さえつけられた。

バストアップ・フレグランス関連コスメグッツガイド
調査・内職関連ビジネスコーチサーチ
新築・仏壇関連ライフスタイルストア-情報
ドットコム健康・医療情報
飲料水・教材関連通販全国情報ガイド
セミナー・パソコン教室関連教育ランドネット
旅行・水族館関連旅の宿泊総合
コスメチック・しわ取り関連美容・コスメ総合
建売・信託関連ビジネスジャンプ総合
ポイント・養育関連ライフスタイルパートナー情報

激しい戦闘と外交交渉とを織り交ぜながら、チリ政府はマプチェ族の首長たちから彼らの土地をチリに併呑する同意を取り付け、条約を締結した。これには、マプチェ側にとって拒みがたい事情があった。長引く戦争の影響から飢餓と病気が蔓延し、ある報告によればかつては50万の人口を誇ったマプチェ族は25,000人まで著しい減少を見せていた[4]。この数字の推移には意図的な誇張が紛れ込んでいるとの主張もある。しかしながら、占領下に置かれたマプチェ族のかなりの比率が抑留され、農業や交易で成り立っていた彼らの経済活動はほとんどの地域で破壊され、彼らが所有していた大量の銀や宝石類を含む動産や不動産などの財産がチリ政府の国庫に納められるために没収され、さらに、アメリカ合衆国の「強制移住法」と同じような「reducciones」と呼ばれる一連の制度で縛られるに至り、人口減少数の信憑性云々に関係なくその末路は同じようなものだったと言えた。彼らは、追いやられ略奪され、極度の貧困に晒される結果となった。

2009年04月16日

君主号(くんしゅごう)

君主号(くんしゅごう)とは、君主の称号のこと。そもそもは、その文明や国家、民族特有の尊称により呼ばれていたが、中華文明のように、「皇帝」を称して近隣諸国の王を臣従させ、国王の封号と官爵を与え、さらに臣従の見返りとして文明や交易の利潤を与えるなど、君主の称号にも優劣が生ずるようになった。西欧においても、神聖ローマ皇帝が近隣諸国の国王よりも優位に立つなど、君主号はたんなる名称の域を超えて、その国の由緒や国力を誇示する重要な意味を持っていた。また、君主号を国内における表記・呼称と対外的呼称とで使い分ける場合、対外的に称する君主号を外交称号という。

君主号の成立 [編集]
君主号は、君主が統治する国家の正統な支配者であることを表し、臣民を従えるために用いた称号である。君主号の由来はその国や称号により様々である。「皇帝」や「天皇」など、その国の使用する言語や文字において宗教的な意味を持つ美称を以って君主号としたケースや、共和政ローマにおける家族名カエサルが後に君主号として定着したケースの他、ヒッタイト、パルティアなどの国においてはそれぞれ初代王たる「ラルバナ」、「アルケサス」が君主号として定着したように、君主の個人名そのものが君主たる者の称号となることも多かった。皇帝(類する称号含む)の敬称は陛下である。

皇帝号(関連称号を含む) [編集]
欧州キリスト教世界とイスラム世界、そして中華文明圏においては文明、民族、国家の体制が大きく異なり、君主号とその成立過程も大きく異なるが、君主号において「皇帝」号を最高の称号とする点においては共通している。もっとも、「皇帝」号とは中華文明特有の称号であり、ヨーロッパの「皇帝」号は、通常の国王よりも優位にある君主号を皇帝と意訳したものに過ぎない。

但し、少なくともいえることは、「皇帝」とは近隣諸国の君主の中で優位にある君主の称号であるという点である。以下に「皇帝」号及び「皇帝」号に相当する君主号の事例を詳述する。

中国の皇帝号 [編集]
中国では殷、周の時代まで君主の称号は専ら王であり、その下の諸侯が公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵の五爵を与えられていた。しかし、戦国時代になると、有力諸侯がみな王号を称したため、やがて秦王の政が中華を統一すると、王の上位に立つ称号として「皇帝」を名乗るようになった。これが始皇帝である。唐代には高宗が「皇帝」ではなく「天皇」を名乗ったこともある。

日本の天皇号 [編集]
ヤマト大王、日本国王、日本国大君、および天皇も参照

日本では「大王」(おおきみ)が君主号であり、対外的には後漢、魏、南朝より倭国王として封ぜられていたが、やがて関係は途絶えた。隋が中国を統一し、対外関係を通じて国家意識が再構築される時期に「日本」の国号と前後して「天皇」号が導入され(具体的時期には諸説)、「皇帝」と同格の称号を名乗ることとなった。但しこれは国内向けであり、隋、唐への朝貢使は、天皇の使節と名乗る事もあったが、基本的には外交称号として日本国王の名代と名乗った。この点は越南や当時の朝鮮とも類似している。

やがて、鎌倉時代になると、政治の実権は天皇ではなく、征夷大将軍源頼朝が握り、日本は貴族ではなく武士が世の中を治める事となった。その間、日中間の正式の外交貿易は行われなかったため、外交称号を用いない時期が続いた。やがて時が移り、室町時代になると、明との間で公式に貿易が行われる事となった。この時、足利義満は征夷大将軍の称号を用いたが、明はこの称号を認めなかったため、義満は日本国王の称号を用いた。これは朝廷からは「他国より王爵を得た」という批判を受けたが、日明貿易はしばらく続いた。やがて、明が対外貿易に消極的になり、日本は戦国時代に突入したため廃れていった。

江戸時代には、徳川将軍家は「日本国源秀忠」という肩書きを使用しない署名を国書に用いていた。しかし、朝鮮との外交を担当していた宗氏は独断で国書を偽造し、国書の署名を「日本国王」とした。これが柳川一件として問題視されたため、徳川は日本国大君の称号を使用する事となった。大君の称号は、やがてヨーロッパにまで伝わり、タイクーンという「実力者」や「大物」を意味する英単語となった。

明治政府は独立国の君主号を一律に「皇帝」とした。天皇も当初は対外的に「日本国皇帝」を称し、国内的にも一部で「皇帝」号を使用したが、最終的には対外的にも「天皇」と称した。

ヨーロッパ [編集]
古代、欧州において「皇帝」の称号は、専らローマ皇帝を意味した。当初のローマ皇帝即位の要件は元老院・市民・軍による推戴であり、キリスト教国教化の後は教会の擁護者という位置付けが加わる。

ローマ帝国の東西分裂後、西ローマ帝国では5世紀のロムルス・アウグストゥルスを最後に一旦皇帝が存在しなくなるが、800年にローマ教皇レオ3世がカール大帝を戴冠させる。これが後に事実上のドイツの君主号となる神聖ローマ皇帝の始まりである。

一方、東ローマ帝国は15世紀まで存続し、その君主号はやはりローマ皇帝であった。東ローマ帝国の滅亡後は、ルーシのモスクワ大公が第3のローマ論と女系の血統を根拠に東ローマ帝国の継承権を主張し、カエサルに由来するツァーリ(ロシア皇帝)を名乗るようになった。

やがて19世紀に入ると、欧州諸国の指導者がローマ皇帝からの由来なしで「皇帝」の称号を名乗るようになっていった。フランスではナポレオン・ボナパルトが国民投票とローマ教皇からの加冠をもってフランス皇帝に即位する。これに続き、神聖ローマ皇帝を事実上世襲していたハプスブルク家は、神聖ローマ帝国の終焉と前後してオーストリア皇帝を称するようになった。さらにプロテスタントのホーエンツォレルン家は、ドイツ統一と諸侯による推戴を根拠に、教皇からの加冠なくドイツ皇帝に即位した。

その他 [編集]
可汗(天可汗)、スルターン、サパ・インカ、マハーラージャディラージャなども「皇帝」と訳されることが多い。

国王号 [編集]
一般的に君主号の多くは「国王」と訳される。故に「国王」号とは君主国で最も代表的な君主号であるといえる。独立国の場合、一概には比較できないが、一般的に「国王」号とは「皇帝」号の下位の君主号として捉えられることが多い。特に、中華王朝においては、その軍事力と経済力を背景に近隣諸国を従属国としてとらえ、朝貢国の君主に国王の称号を授ける冊封儀礼を行っていた。このため、中華王朝では近隣諸国の国王を形式的臣下として遇していた。なお、独立国の国王の敬称は陛下、宗主国より冊封を受ける属国の王の場合、殿下と称される。

日本においては、大和政権に於いて君主号を「おおきみ」としており、漢字の導入の際「大王」の字を当てた。中華王朝との朝貢・冊封関係があった時代には「倭国王」などの称号を受けていた。しかし次第に「天皇」号をもって君主の称号となしたため、以降、天皇家に属する君主の間では「国王」は原則称号として用いられていない。しかし、南朝の親王の一人懐良親王は明に朝貢して「日本国王」に冊封されており、そのすぐ後の室町幕府3代将軍足利義満は日明貿易を通じ、天皇家を抑えて「日本国王」に冊封されたことで、室町時代には対外的に外交称号として「日本国王」号が用いられた。これは江戸幕府においては踏襲されず、一時期日本国王を名乗った事もあるが、「日本国大君」として外交交渉を行った。

琉球王国では、君主は国内では「御主」と称したが、外交称号としては「琉球国王」を称している。

国王に相当する英語の称号としては、キング(king、便宜的に英語を用いる)などがある。

爵位 [編集]
爵位とは通常、貴族に世襲された称号を意味する。しかし、古代中国及びヨーロッパにおいては、広大な領土を有する諸侯が、帝国ないし王国から半独立的な自治権を獲得していく中で、次第に有爵者を君主として独立国となった国も存在する。王(king)の下位にあるためprince、grand duke(和訳では大公、公、侯など)と呼ばれる。 特に現代においては神聖ローマ帝国時代に帝国から爵位を授けられ、大公国ないし公国、侯国として続いている国もあり、現代においては、ルクセンブルク大公国、モナコ公国、リヒテンシュタイン公国(侯国)がその例である。なお、敬称は殿下である(通常の貴族であれば閣下と敬称する)。

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